船内機艇
船内機艇の買取について
生産艇数が少なく値下がりがしにくいエンジン形式。
船内機は漁船や遊魚船に多く用いられ、船外機や船内外機と違ってエンジン・マリンギアが主に船内中央に配置され回転動力をシャフトを介してプロペラに伝達する機械式の性質になっており、重心が船体の中央底に位置することで高い航行安定性があり波やシケに強くエンジンの耐久性も高くなっております。ただしプロペラの高低変更はできないため浅瀬への進入や漂流物、ロープを巻いてしまうリスクは高くなってしまいます。しかし、そのリスクがあってもなお高い航行安定性やエンジンの耐久性から非常に人気の高いエンジン形式になっております。
高く買い取ってもらうコツ
プロペラシャフト・ラダーのアノード交換がカギ!!
船内機艇にとってはエンジンはもちろんですが、プロペラシャフトやラダーを腐食から守ることが買取査定の大きな要因となってまいります。係留保管をされている場合は常時、水面下にさらされているため藻や貝が付いてしまうのはもちろんのこと、海水に含まれる電解成分によって腐食が進んでしまいます。
そのため定期的なアノードの交換やペラクリン(防触塗料)の塗布が必要となります。上記を行なっているかどうかが買取査定に大きく影響してまいります。
船内機艇の市場相場について
時勢の影響を受けにくく生産数の少なさから価格が上がり続けている。
前述の通り船内機艇は元々の生産艇数が少ないため、コロナウイルス影響による価格高騰から船外機、船内外機のように下がってきておらず、モデルによってはさらに価格が上がってきている状況となっております。国内メーカーでも今なお生産に時間が掛かってしまうため新造艇があまり出回らず3年~4年待ちとなることが多く、新艇が待ちきれず中古艇から決められるユーザーが多いため市場相場もなかなか下がらず上昇傾向にあります。